うつ病とは何か

【一般に】

うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。

厚生労働省『みんなのメンタルヘルス総合サイト』より

ここでいう脳の機能障害とは、脳の神経伝達がうまくいかない状態をさします。うつ病の場合、神経伝達物質のセロトニン(幸福感・安らぎをつかさどる)、ノルアドレナリン(やる気をつかさどる)の不足が主な原因だと考えられています。

 

【私の考え】

うつ病が周知されてきた現在でさえ、うつ病は「心」としての精神の病気だと捉える方がまだまだ多いようです。でも、心とか精神とか、見えない病気と闘うのって、捉えどころがないように感じませんか?もちろん「心」としての精神と「器官」としての脳は表裏一体ですから、どちらから見るかの問題なのだと思いますが、私自身は、「器官」としての脳が病気だと捉えることで、気持ちが楽になったように思います。お酒を飲みすぎたら肝臓の病気になるのと同じように、ストレスを受け止め過ぎたら脳の病気になるんです。「心が弱いからこんなことになった」と自分を責めてしまうときは、「いや、肝臓や腎臓と同じ、器官の問題なんだ。しっかり専門医と相談して治療すれば良くなるはず」と自分に言い聞かせました。

この感覚は、アメリカでのTMS治療の際に強く再認識されました。というのも、そこで行った脳波検査の結果で、自分の脳の血流や神経伝達が不足している様子が明示されたからです(脳を輪切りにした画像で活性度が色で表されていました)。「ああ、やっぱり気分の問題ではなく、器官としての脳がおかしくなっているんだな」と納得した覚えがあります。

 

【家族の方へ】

うつ病患者は自己悲観に陥りがちです。それを助長するような言葉を言わないでください。

私の場合、夫(発病当時は恋人)が、常に「あなたは悪くない。それだけのストレスがかかる環境が悪かったんだ」と言い続けてくれたことが大きな救いとなりました。

うつ病を他の臓器疾患に置き換えて考えてみると、何が言うべきでない言葉なのかわかるかも知れません。

【例】うつ病の人に対し「他にもっと大変な人だっているけど、ちゃんとやってるよ。がんばろう。」

→肝臓の病気の人に対し「他にもっと酒飲んでいる人いるけど、まだまだ肝臓壊さず飲めてるよ。頑張って飲もう。」

・・・いや、肝臓の強さは人それぞれだし、そう言われてもって感じですよね。

 

 


うつ病 ブログランキングへ

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ克服法へ
にほんブログ村ランキング
 

記事の内容は気に入っていただけましたでしょうか?

もしも当記事を読んで気に入って頂けましたら、
ソーシャルメディアボタンで共有して頂けますと非常に嬉しいです。