発症

【一般的に】

心療内科・精神科等の医療機関で診察を受け、診断された時点で、うつ病が確定します。(診断に納得できなければ、他の病院でセカンドオピニオンを求めましょう)

病気は発見できなければ治療のしようがありません。チェックリストにあてはまったら、また少しでもおかしいなと思ったら、心療内科・精神科で相談してみることをお勧めします。早期発見できれば、それだけ治療も楽です。

 

【私の場合】

私の場合、かなり発見が遅く、初めて通院したときには重度のうつ病と診断されました。

ことが起こったのは正月でした。年末、そして年が明けてからも休まず自宅で論文の執筆、先輩の原稿校正などをし続けていたのですが、1月2日、急に頭が痛くなり、体が動かなくなってしまいました。私は当時、実家で両親、兄弟とともに暮らしていました。風邪かなと思い、部屋で横になっていたのですが、何故だかボロボロ涙が出てくるのです。様子を見に来た母に「やることいっぱいあるのに風邪ひいちゃってどうしよう~~!!」と泣きながら言いました。私は普段あまり泣いたり取り乱したりしないので、母は驚いたようですが、「具合悪い時はしょうがないじゃない。ゆっくり休みなよ。」と言ってくれました。

しかし、いいようのない不安が頭を駆け巡り、パニック状態で涙が止まりません。その日は食事も取れずに、泣いては眠り泣いては眠りで1日を過ごしました。夜になると、頭痛は少しましになりましたが、相変わらず頭は重く、体も非常にだるいままでした。論文の続きに取りかかろうと、付けっ放しだったPCに向かいましたが、なぜか一文字も打ち込めないのです。あれ?と思い今度は研究材料の資料に目を移すと、今まで読めていた内容が全く頭に入ってこないのです。

また涙があふれ出し、PCの前で固まったまま、1時間ほど経ったころでしょうか。Skype(注)のチャット欄に恋人(現在の夫)からのメッセージが届きました。「まだPC付いてるね。今も作業中?」確かこのようなメッセージだったと思います。彼は私が研究室で忙殺されていることを良く知っていて、それまでも、タスクを減らしてもらえるよう教授に相談しろとアドバイスをくれたり、英語の論文の和訳作業などを実際に手伝ってくれたりしていました。私は泣きながら、「なんだか私おかしいみたい。頭がボーッとして仕事が全く手につかないし、資料を読んでも全然分からなくなっちゃった」と、なんとかメッセージを送りました。彼はすぐに電話をくれ、泣きじゃくる私の様子にまずい、と思ったのか、深夜にもかかわらず車で迎えに来てくれました。

家族はもう皆寝ているし、年の離れた弟や妹にこんな姿を見せたくなかったので、黙ってそうっと家を出ました。母には「忙しくて精神的に不安定になってしまった。彼の家に行く。」という旨のメールを送りました。

一時間ほどで彼の家に付き、こんこんと眠りました。ときどきトイレに行く以外は食事もせず、お風呂も入らず、たぶん20時間近く眠ったと思います。その間に、彼は同居しているお母さんに事態を説明し、パジャマや飲み物などを部屋に用意してくれました。

そして、病院を探してくれました。まだ三箇日中だったので、その日は開いている病院はありませんでしたが、翌日の4日なら通院可能な病院がありました。1月4日、私は心療内科を受診し、重度のうつ病と診断されました。

(注) Skype(スカイプ)は、マイクロソフトのSkype部門が運営するインターネット上の電話サービスです。テレビ電話やテキストチャットなど、さまざまなサービスを無料で使用することができます。

 

【家族の方へ】

早めに受診するにこしたことはないのですが、私のようにいきなりひどい症状が出て動けなくなってしまった場合、自力で受診することは難しいです。私の場合、インターネットで病院を調べることも、病院に予約の電話をかけることも、電車に乗ることもできなくなりました。また、10分歩いただけでも息切れし、体の力が抜けて座り込んでしまうほど体力が低下しました。

本人が自主的に病院に行こうとしなくても、「子供じゃないんだから、予約の電話くらい自分でしときなさい」と放置するのではなく、代わりにやってあげてください。

足を骨折した人に、「今までは歩けていたんだから、一人で歩いて病院行ってきなさいよ」といっても無理ですよね。症状が重ければ重いほど、一刻も早い受診が必要ですし、そのためには周囲の助けが必要になります。

 

 


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