TMS(経頭蓋磁気刺激法)とは

【一般的に】

経頭蓋磁気刺激法(TMS : Transcranial Magnetic Stimulation)とは、頭にコイルをあてて磁気を発生させ、磁気に伴う誘導電流の刺激で脳を活性化させる治療法です。この治療法では、効果が現れるまで40分の磁気刺激を毎日行い、効果が現れてからは徐々に間隔を空けていきます。従来の電気痙攣療法と異なり、直接頭部に電流を流すわけではないので危険性が低く、副作用もないといわれています。また、抗うつ薬が効かない患者や難治性うつ病患者への効果も見られていることから、期待が高まっています。

ただし、TMSのみでうつ病を完全に治そうとは考えない方がよいかもしれません。私がTMS治療を受けたクリニックの方の話によると、TMSは滞った脳の血行を強制的に良くするターボのようなもので、一度受けたからと何もしないでいると元に戻ってしまうのだそうです。TMSで体や頭が動くようになったら、意識して運動や読書をして、積極的に脳に血を巡らせ続けるようにすることが大切とのことです。また、TMS治療を経て症状が改善したからといって、飲んでいる抗うつ薬をすぐに止められるわけではなく、医師と相談の上適切に減薬する必要があります。<リンク>減薬

 

2013年6月4日には、うつ病のTMS治療専門クリニック「新宿メンタルクリニック」がオープンしました。今まで日本では治験で一人数回程度しか受けられなかったTMS治療が、きちんと30回程度行えます。保険適応外なので費用はかかりますが、TMS治療の選択肢が増えました。

日本ではまだまだTMS治療はポピュラーではありませんが、もっと広まって全国にTMSクリニックができれば、私のように救われる患者も増えるのではと思います。

 

【私の場合】

結果からいうと、私はアメリカで約10週間のTMS治療を受け、劇的に症状が改善しました。夫は休職し、付いてきてサポートしてくれました。(渡米前に入籍しました)また、両親からは金銭的援助をしてもらいました。

TMS治療前でも薬物治療によって週2~3日(午後からの8時間)の接客のアルバイトができるくらいには回復していたのですが、その後は足踏み状態でした。TMS治療に踏み切った理由は、同年代の友人たちのように、毎日朝から働けるくらいまで回復したい、と思ったからです。結果、頭も体も軽くなり、TMS前はあまりできなかった読書・運動ができるようになりました。朝もほぼ毎日、すっきり起きられるようになりました。

詳しくは、<リンク>アメリカでのTMS治療体験記

 

【家族の方へ】

TMSは日本ではまだうつ病の治療法として 認可されておらず、聞きなれない治療法かもしれません。しかし海外では多くの患者を救っている実績のある治療法です。他の治療法でうまく回復しない場合、一つの選択肢として考えてみてください。

 


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TMS(経頭蓋磁気刺激法)とは」への1件のフィードバック

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